防犯リフォームを検討するべき家はこんな家!対策しておくべき場所

不審者の侵入を防ぎ、侵入しにくい家にするためには必要に応じて防犯リフォームを行います。

防犯リフォームといっても実施する場所はいくつかありますし、

家によって既に対策出来ている所と出来ていないところがあるでしょう。

そこで、侵入者から家族を守るための窓や玄関ドア、外構など各場所別の防犯リフォームをご紹介します。

 

防犯リフォームを検討するべき住宅

まずは自宅が防犯リフォームが必要かどうかを確認しましょう。

当てはまるものがあったら対策を行い、家を不審者から守りましょう。

 

建築時に防犯計画を行っていない家

建築の際に防犯計画をしっかり行っていない住宅は防犯リフォームを検討するべき住宅です。

特に古い住宅では現在の侵入方法等の傾向が想定されていないことが多いので

改めて防犯計画を行う必要があります。

 

窓格子や防犯窓の設置を行っていない家

現在、泥棒の侵入経路で最も多いのが窓からの侵入です。

侵入を防ぐ窓格子や防犯窓の設置をしていない場合は設置を検討することをおすすめします。

 

玄関の鍵が古い・鍵が1つしかない家

侵入者が侵入経路として選ぶのは意外にも玄関も多いのが事実です。

玄関の鍵交換、鍵を2つ設置するなどの対策が必要です。

 

周囲からの見通しが悪い家

見通しが悪い家は隠れやすい家ということにもなります。

立地条件的に見通しが悪い家は特に防犯対策をしっかりと行う必要があります。

 

電灯がなく夜に外構が暗くなる家

エクステリアやカーポートに電灯がなく、

夜に真っ暗になってしまうと不審者が隠れる場所を作ってしまいます。

夜に外構が暗くなるようであれば電灯を点けるリフォームを行いましょう。

 

防犯ガラスへの交換

泥棒の6割は窓から侵入すると言われています。

特に一戸建て住宅ではガラス破りで侵入されることが多いため、

窓の防犯対策はしっかりと行う必要があります。

ガラス破りは片手が入る程度の大きさの穴を開ければ簡単に侵入されてしまいますが、

およそ7割の泥棒は侵入までに5分以上かかると諦めて退散すると言われています。

そこで衝撃に強く割れにくい防犯ガラスへの交換が有効です。

防犯ガラスには「防犯合わせガラス」や「防犯合わせ複層ガラス」と呼ばれる種類があり、

2枚のガラスの間に特殊フィルムを挟み、

外からの衝撃を受けても割れにくい構造の窓となっています。

また、ナイフで切れない防犯性の高い網戸も登場していますので、

防犯窓と併せて採用すると効果的です。

 

面格子の交換

窓を外側から格子でカバーする面格子は見た目からも侵入しにくさをアピールしており、

防犯対策として有効です。

特に1階の裏手にあるトイレ、洗面所、キッチンなどの窓には設置しておきましょう。

面格子のほか、シャッターを取り付ける方法もあります。

 

鍵交換リフォーム

玄関の防犯対策は鍵が重要なポイントとなります。

必要に応じて防犯対策を行うことが大切です。

 

1ドア2ロックにリフォーム

1つのドアに鍵を2つ取り付ける「1ドア2ロック」にしておくと鍵の突破までに時間がかかります。

玄関ドアに鍵を2つ付いているだけで不審者が侵入を諦める可能性がありますので効果的です。

 

鍵の種類と防犯機能

鍵は防犯性能の高いものに交換することでピッキング対策をすることができます。

今の玄関の鍵が従来型の「ディスクシリンダー」や「ピンシリンダー」の場合は

高性能な「ロータリーディスクシリンダー」や「ディンプルキー」などに交換しておくと安心です。

 

センサーライトの設置

夜間に人が前を通ると点灯するセンサーライトは夜間に侵入しようとする者を防ぐことができます。

特に隠れやすい場所の入り口や車の陰になりやすい場所に設置すると効果的です。

センサーライトは不審者の侵入防止だけでなく、

夜に帰宅した際に手元や足元を照らしてくれるため便利です。

ただ、ライトの方向を気を付けないと明るすぎて近所迷惑になることがありますので注意が必要です。

 

防犯外構リフォーム

外構もしっかりと防犯対策を行うことが侵入しにくい家を作ります。

 

乗り越えにくいフェンス

フェンスを乗り越えるのに時間がかかる高さだと不審者は侵入を諦めます。

ただ、いくら乗り越えにくいからといって高くしすぎたら

今度は乗り越えさえすれば隠れやすくなってしまいますし、圧迫感のある外構となってしまいます。

外構フェンスは乗り越えにくく、見通しが良い高さにすることが大切です。

 

防犯砂利

防犯砂利は歩くとジャリジャリと大きな音が鳴る砂利です。

侵入経路に防犯砂利が敷いてあると不審者は非常に嫌がり、侵入を諦めます。

特に家の裏口を囲むように敷いておくと効果的です。

防犯砂利はすり減ってくると音が小さくなる傾向がありますので、

定期的にチェックして新しいものを敷き直すようにしましょう。

 

見通しの良さが大切

侵入者が嫌がるのは侵入しているところが「丸見え」な家です。

侵入中に近所の住民や通行人に見られる恐れがある家はターゲットにしませんので、

エクステリアは見通しの良いすっきりとしたデザインを意識しましょう。

植木でうっそうとしていたり、高すぎる塀は見通しが悪くなりますので注意しましょう。

 

家の外観を綺麗にしておくことも大切

防犯上で重視しておきたいのが家の手入れです。

手入れがされている家は「防犯意識が高い」という印象を与え、侵入されにくい家となります。

反対に手入れがされていない家は

防犯意識が低いという印象を与えやすく侵入されやすい傾向があります。

そのため、手入れのしやすい外構にリフォームしたり、

定期的に外壁塗装を行って建物の美観を保つなど、

家の外観を綺麗に保てるようにしておくことも大切です。

掃除の手間がないように植栽の種類を工夫したり、

汚れや劣化が目立ちにくい素材を使うことで、家の美観を保つことができますので、

リフォームの際の素材選びは手入れや汚れ・劣化の目立ちにくいものを選ぶことも大切です。

 

防犯対策はプロのアドバイスを受けながら行いましょう

防犯対策はさまざまな面に気を遣う必要があります。

そのため、防犯リフォームを検討している際には

経験豊富なリフォーム会社のアドバイスを受けながら行うと失敗が少なくなります。

地域で長年営業している経験豊富なリフォーム会社であれば持っている情報を駆使して

適切なアドバイスをもらえることがあります。

防犯リフォームの際には一度リフォーム会社に相談して

プロのアドバイスを受けながらプランニングしていくのがおすすめです。