便器を新しい商品と取り換えたい思う方は多いですが、取り換えるにはどうするのか?工事の期間はどれくらいか?かかる費用はいくらか?など不安に思うことが多く、今すぐにリフォームした方が良いのか、疑問に感じて、なかなかリフォームが出来ない方も多いようです。
この記事ではトイレの種類やそれぞれのメリットやデメリットを紹介しています。
トイレのリフォームを考える理由
トイレは一日のうちに何回も利用する場所なので、快適に使えるように維持しておきたいものです。
トイレのリフォームを考える人は、便器をキレイにしたいという簡単な理由で新しい商品を導入する人が多いです。
トイレは自分と家族が使うだけでなく、お客さんが来た時に使われる場所なので、キレイな状態に保ちたいと思う方が多いです。
また古い戸建て住宅を中古住宅として買い取った時に、和式のトイレしかないので、洋式のトイレに変えて使い心地を良くしたいと思い、リフォームを決める方もおられます。
一般的なトイレは、便器とタンクに加えて、温水洗浄便座の三つから成り立っています。
便器とタンクは陶器で出来ているので頑丈ですが、便座の使用年数は10年程度から15年ほどです。
便座の交換を考えるころには、排水する部分のパッキンが劣化したり、水漏れが起きることも多いので、便座が壊れた時に水漏れの修理をして、もう一度便座が壊れた時には、便器やタンクごと新しい商品と取り替える人が多いようです。
便座を新しい商品と換えるだけなら、安い商品なら4万円程度、一般的な物でも5万円もあれば新しく出来ます。
便器にはどんな種類があるのか?
最もポピュラーなのが組み合わせ型で、これはタンクと便器が分かれている造りになっています。
組み合わせ型のメリットは、どちらかが壊れても片方だけを修理できるので、メンテナンスがしやすいです。
タンクの上に手洗の蛇口を付けるか付けないかなど、好みに合わせて選択できるのも組み合わせ型のメリットです。
しかし組み合わせ型はタンクと便器の間に汚れが溜まると、掃除しづらいデメリットがあります。
タンク一体型の便器は二つがくっついた形状になっています。
現代的でさっぱりとした見た目の便器です。タンクと便器が一体なので、毎日のメンテナンスがし易いというメリットがあります。
しかし、タンクと便器が一体の形状なので、どちらかが壊れた時に片方だけ新しい物と交換することが出来ないのがデメリットです。
タンクレス型の便器はタンクなしのトイレです。
さっぱりとしたカッコいい見た目で、水道から水を引いて流します。
タンクがないので狭いトイレの部屋でも圧迫感がなく、見た目も美しいので、トイレのスペースを出来るだけ広くしたい人におすすめの便器です。
デメリットは、手洗いの蛇口が付けられないので、手洗い用の洗面台を取り付ける必要があります。
便器の洗浄の仕方について
便器によって水の流し方が異なり、使うタイプによって汚れ易さや洗浄する時の音も変わるので良く選ぶ必要があります。
一般的な洗い落とし式は、排水路に付けられた穴から水が出て、水が流れる形状をしています。
しかし水が溜まる面が少ないので、汚物が付きやすいデメリットもあります。
また水を吸い出す力と水が落ちる速度を利用して排水するタイプのトイレもあります。
しかし速度が弱い時には付着した汚物がキレイに洗い流せないこともあります。
改良型の便器には吸い出す力や流す力を高めたものがあり、汚物もキレイに流れて、便器に付着することはほとんどありません。
さらに水が渦巻き上に流れ汚物を流し去るタイプの便器もあり、音がせず汚物が付着することもありません。
そしてトイレのフチにある穴から水を出すタイプの便器は、水を流す度にトイレの洗浄もできて、音も静かなのがメリットです。
排水する水量も少ないので節水も出来ます。
トイレ交換にかかる費用はどのくらいか
トイレ全体を交換する時の目安として、便器そのものの費用と工事にかかる費用、古い便器を処分する費用を足したものがトイレ交換にかかる費用になります。
便器の費用はどんな機能があるかで値段も変わりますが、簡単な物であれば約5万円程度で済みます。
温水洗浄便座が付いていると10万円以上します。
またタンクレス型や機能がたくさんある商品だと15万円以上かかるケースもあります。
また工事にかかる費用は約2万円程度から約20万円程度が相場になります。
新しい便器と交換する時は安く抑えられますが、床を張り替えたり、パイプを隠すために収納を設けるなどの手を加えると費用も高くなります。
なお古い便器の処分にかかる費用は約3千円程度から約8千円程度です。
和式のトイレを洋式に変える時には、クロスを張り替えたり、照明を付け替えると費用が増えます。
新しく交換するトイレの値段によって価格も異なりますが、全体の費用は約25万円程度から約40万円程度で済みます。
なお便座だけを交換する時には、約2万円程度で抑えられます。
機能が多い便座を選ぶと10万以上の費用がかかることもありますが、基本的には工事の費用が安めで、約1万円程度で新しくできます。
トイレのリフォームをする時の注意点
トイレのリフォームをすると費用が高くなります。
機能が高い便器を選んだり、大規模な工事になると総合的にかかる費用も高くなりがちです。
そのためリフォームを検討している時には、絶対必要な機能だけをしっかりと決めて、必要ない工事を止めて出費を抑えるようにしましょう。
またリフォームをする前に、どんな便器を導入するか、どんな業者に頼むかなどを選択します。
複数の業者と見積もりを取って値段が安い業者を選びましょう。
リフォームをする前に業者と細かく打ち合わせをして、こちらの要望をしっかりと聞いてくれる業者にリフォーム工事を依頼した方が良いでしょう。
しかし、取り付けたい便器が決まっても、排水の種類が合わない、水圧が足りない、スペースが取れないなどの理由で、自分の好きなトイレが取り付けられないケースもあります。
インターネットでトイレを買う時には、トイレについて良く知っている必要があるので、良く分からない人は前もって業者に聞いてみることをおすすめします。