感染症の影響で会社に行かずに自宅から、リモートワークをする人が増えてきました。
以前よりも長い時間家にいるので、リフォームをしてビジネスに集中できるスペースを作りたいと思う人も多いようです。
部屋の一か所を工事するリフォームなら、高い金額も長き時間も必要とせず、満足のいくワークスペースを作れます。
この記事では、家で仕事をしやすい環境を整えるために、ワークスペースを設けるポイントや、注意点を紹介しています。
ワークスペースは簡単にリフォームできる
ワークスペースは、リビングを改造すれば簡単に作れます。
現状の不満やストレスを減らすためのリフォームをすれば、毎日の仕事がはかどります。仕事をしやすい状況が揃えば効果的に作業が出来て、気持ちの切り替えをしやすい、生活スタイルが手に入ります。
現在家で仕事をしているときに文書やパソコンが広げにくいと感じたり、作業の空間が小さいと不満があったり、収納出来る範囲が狭いので仕事道具が散らかる、仕事になかなか集中できない、などの悩みを抱えているときにはリフォームを検討すると良いでしょう。
ワークスペースを作るだけなら、ダイニングをリフォームすれば簡単に出来ます。規模の大きい工事は必要ないので、金額を抑えることも可能です。
リフォームで作れるワークスペースの種類について
壁面ワークスペース
壁面ワークスペースは、壁に向かって集中できるよう、デスクやイスを配置したワークスペースです。家族や生活環境を見なくても済むので、集中して仕事が出来ます。
リフォームするときに、クロスは集中を促す色とされる黒を選ぶことで、さらに仕事に集中出来ます。なお床の明るい色と反対の、落ち着いた黒を選択することで、メリハリのある空間を演出出来ます。
カウンター型ワークスペース
狭い空間でも上手に使うことで、カウンター型のワークスペースを作れます。テーブルで作業をしていると、食事を作るときに作業を止めて片付けを始める必要があり、ストレスを感じます。
しかしカウンター型のワークスペースにリフォームすれば、作業をそのままにして食事の準備ができるので、仕事に与える影響が少なくて済みます。一例としてキッチンから壁続きに、カウンターをL字型に取り付けます。
カウンターの右端は食事の準備や片付けのために使用して、壁側は仕事のときに使うなど分けて使用できるので仕事がはかどります。なおテレビからワークスペースの距離を取れば、家族がリビングにいる時間でも作業に集中出来ます。
半個室型のワークスペース
半個室型のワークスペースは、リビングに設置しながらも、半分独立した空間になっています。具体的には扉を閉めて仕切ったり、ロールカーテンで区切る、などをして独立した仕事をするための空間を確保出来ます。
リビングの一部分を区切ってワークスペースにすれば、リビングで子どもと一緒にいながらも、必要なときにはすぐにデスクに向かって仕事が出来ます。
リフォームをするときには理想と金額のバランスが大切
お金を掛けてリフォームをするので、理想の部屋にしたいと思うかもしれませんが、大規模なリフォームをするときには金額も高くなります。
そこで自分の思想とするリフォームにはどのくらいの金額が必要か、ワークスペースとして使用するためには、どこにお金をかけたら良いのか、など前もって調査することが重要です。
簡単な工事なら、10万円かからずに施行出来ますし、デザインや材料で要望があれば、リフォーム業者と相談すると良いでしょう。
生活と仕事のバランス考えたリフォームをする
ワークスペースを確保することは重要ですが、家族全員が安らげる家にすることも大切です。
リビングは家族で一緒に過ごす場所なので、ワークスペースを作ったことが原因で、家族が落ち着いて会話できなくなったということのないように、気を付けてリフォームをしましょう。
家族がリラックスしているのに、一人だけ仕事に熱中していると、周りに気を遣わせてしまうかもしれません。それで生活をするエリアと、仕事をするエリアを分けてバランスを取ることをおすすめします。
ワークスペースは色や大きさが重要
ワークスペースの色を選択するときには、リビングとのバランスを考えることも大切ですが、仕事に集中できる色を選択すると良いでしょう。
集中しやすい色には、気持ちを落ち着かせる効果のある青、安心して落ちつかせるベージュや茶色などがあります。またイエローや橙色もアイデアを生み出しやすい色なので、一部分に使用すると良いでしょう。
注意点として赤は、興奮を引き起こす色なのでワークスペースには向いていません。
リビングの大きさによって異なりますが、なるべく大きめのワークスペースを確保しましょう。
一部の資料によると仕事で使う空間は、10立方メートルが望ましいと言われていますが、確保できるスペースの大きさは、住まいの間取りによって違います。
仕事の時間や仕事量を考えながら、ワークスペースを作ることを意識しましょう。
作業するときには、照明の明るさは300ルクス以上が良いと言われています。
ワークスペースをリフォームする予定がある人は、十分な明るさがあるのかをチェックすることが大切です。
明るさは集中力に関係するので、部屋が暗過ぎると感じるときには、リフォーム時に新しく照明を取り付けたり、スタンドライトを取り付けると良いでしょう。
パソコンやタブレット、プリンターなど作業中は多くの電子機器を使用します。元々リビングには生活で使うだけのコンセントしか取り付けられていないので、リフォームするときにコンセントを増やす必要があります。
デスクの周りにコンセントがあると使いやすくて快適です。しかし、取り付ける場所によっては、壁の裏にケーブルを通して電気の配線を整えたり、クロスの張り替えが必要になる場合もあります。
どのような工事を行うのか、事前にリフォーム業者に確認しておくと良いでしょう。
仕事がしやすい環境が揃えば、効果的に作業をすることができます。
気持ちの切り替えもしやすくなり、理想の生活スタイルを維持できます。現在のリモートワークに満足していないなら、早めにリフォームして、仕事がはかどるワークスペースを確保していきましょう。